Care for Story -Prologue-
人生80年代を突入した現代、拝者も還暦を迎えました。そこで、一旦人生を振り返ってみて、いったい何を残せたのか思い返してみることにしました𓈒𓏸
考えてみると、普通に大学をでて就職、結婚後子育て、マイホームを建てて教育費とローンに追われる日々。意外と人並みの人生を送ってきたのかなと思います。
では、他の人達と明らかに違う経験をしことは何だろうかというと、今まで勤め上げた職業だと思います。
簡単に職歴👔を紹介しますと
➣特別養護老人ホームで5年間程、生活指導員として勤めておりました。
➣そこで、今後介護保険が導入されることになり、その準備期間としてゴールドプラン10ヶ年計画がスタートすることになりました。これを機に、民間企業からお声がけを頂き転職、18年間在宅福祉サービスに従事する事となる。
➣その後、今まで務めてきた現場の経験を活かし、福祉用具、医療用ケア用品の企画、商品化を行う企業を立ち上げ、主に褥瘡(床ずれ)防止用具、オペ室や、内視鏡検査時の保持具等を開発し、全国の医療機関や福祉施設に対して、医療用具メーカーとして17年間に渡り提供してまいりました。
職歴のすべてを合わせると、実に40年間を医療と福祉関連の、特に介護に携わる(Care for)仕事をしてまいりました。この間に得た知識と経験は、今では私の中で非常に大切なものとなっております。これは、ある意味で私の一番の宝であり、名誉であり、目には見えない勲章🏅のようなものです。
医療、介護の現場では、日常(健常)な生活では殆ど知ることのない介護する側、介護を受ける側の人々の苦労や想いがあります。私は前述の仕事柄、よくそんな場面に立ち会ってきました。
そこで、この経験から得た介護の現場を物語(Story)として、ご紹介いていきたいと思います。当然のことながら全て、私が体験した実際のお話「実話」となります。
題して【 Care for Story 】: 介護に携わる物語の開幕です
注)涙腺の弱い方😭はハンカチを準備の上お読みください⁉
人は必ず死が訪れます。また、いつ不慮の事故や病気になり障害が残るか分かりません。つまり、突然介護する側、介護を受ける側になるか分からないのです。その時になって、どうしたらよいか分からず、右往左往して困っている方々を散々お世話してきました。ここに紹介する物語を通じて『もしもの時』に、介護とは、関連する法律や制度、受けられる各種医療福祉サービス、便利な福祉用具、それらを利用する時の身近な窓口や専門職の方々を、知っておいていただきたいとの願いも込めて書き綴っていきたいと思います。
最後に、本物語(Story)はすべて実話ですが、話の内容によっては個人が特定されるケースがあります。したがいまして、お名前や地域名、病院名や施設名など特定されやすいキーワードの部分につきましては、創作配慮しています。どうぞご理解頂きたくお願い申し上げます。